治療の裏側
HIVの治療には薬が使われます。
しかし、薬を服用する事で不便な事や副作用の問題も絡んできます。
多剤併用療法(HAART)において重要なことは、薬を服用継続することです。
薬の服用率が90%以下になれば、治療効果が無効になる確率も高くなってきます。
飲み忘れ・多忙・旅行・無気力・副作用などの理由により薬を服用を怠ることがないように注意して生活しなければなりません。
1日5錠~20錠前後の薬を1日1~3回、飲む時間を定めて続けることが必要となります。
なぜ、薬を切らす事が出来ないのか?
HIVウイルスは耐性ウイルスの出現に注意が必要なのです。
DNAをもつ生物はDNAに損傷や変異が起こるとそれを修復しようとします。
しかし、HIVウイルス自体に遺伝情報を修復する機能がありません。
そのためHIVウイルスはもの凄い速さで進化します。
もし適切に薬が処方されなかったり、薬の服用を怠ったりするとすぐにHIVウイルスは耐性を獲得してしまい薬が効かなくなります。
こうなるとHIVウイルスは増殖し続けます。
だから、薬の服用は辞めたり、忘れたりしてはいけないのです。
数種類の薬を服用する為、それぞれの薬剤により、血液・代謝・精神・神経・胃腸・皮膚などに副作用が出る場合があります。
いずれの薬の組み合わせでも、 40%4前後で副作用が出るというデータがあります。
抗HIV治療薬でよく言われるのが、中性脂肪が増えたり、コレステロール値が上がったりする副作用です。
これによって心筋梗塞、脳梗塞などの心配もあり、副作用によって命を落とす場合も有るそうです
エイズワクチンの話も良く聞く事と思います。
ワクチン自体は予防法として使われ、病気になる前にワクチンをあらかじめ接種していると病気が軽く済みますが、病原菌を殺す作用や解毒作用はありません。
エイズワクチン開発の難しさには、遺伝情報の理解の難しさとエイズウイルスの進化の速さにあります。
この事から、予防する方法はHIVに対する正しい情報や知識を習得するほかないのです。
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